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2005年7月23日 (土)

ラブレター(室井企画)

室井さんの企画に参戦!

前回の息子へのラブレターに続き、今回は親友への手紙です。

室井さん、お忙しい所恐れ入りますm(__)mよろしくお願いしま~す!

『なおちゃんへ』

         ちえ39歳から 親友のなおちゃんへ

なおちゃん、そっちはどうですか?

お友達、出来た?

楽しい?

好きな本読んでる?

なおちゃんと離れて、もう直ぐ、10年が経つね。

この10年間は、私も色々あったよ~。

息子については、幼稚園入園、小学校進学、そして今、中学受験をがんばっているんだよ。もう、11歳だよ。

旦那はね、去年に失業しちゃってさぁ、この息子の大事な時期に困っちゃうと思わない?

私はね、細々とではあるけど仕事、続いているよ。この飽きっぽい私がだよ!偉いでしょう~。

あとね、あの私が、息子の小学校で役員の委員長をやっているの。信じらんないでしょ?

なおちゃんと初めて会ったのは、高校2年の新クラスでの教室だったね。

席が前後で、「やたらと明るいやつだなぁ」ってのが、第一印象。

いつも豪快に笑っていて、生粋の江戸っ子のはずなのに関西乗りのツッコミが得意で、関西出身の私とは直ぐに仲良くなれたよね。

高校時代、心に闇を抱えていて、どこか満たされない感が常にあった私にとって、なおちゃんは正に太陽だった。闇を照らす採光だった。

なおちゃんは、そんな私に気付いていたの?

いっつも、どよ~んとした気持ちを笑い飛ばしてくれて、私を闇から引っ張り出してくれた。

高校の帰り道もいつも一緒だったね。

二人して自分の自宅が大好きな、変な女子高生だったね。

学校帰りには電車の時刻表を暗記していて、「速攻でダッシュすれば、45分の電車に間に合うかも!」とか言って、一緒に走って急いで家に帰っていたよね。

何もそんなに急いで家に帰らなくても良かったと思わない?

もっと普通の女子高生みたいに、お茶したり、ショッピングしたり、遊べばよかったなぁ。今となっては、そう思うなぁ~

10年前に、なおちゃんから最後にもらった手紙・・・いつも大事にとってある。私の大事な大事な宝物。

病気で両手が不自由になりながらも、やっとの思いで、左手で書いてくれた手紙なんだよね。

ミミズの這っているような字だけど、不器用だった私に精一杯の気持ちをくれたんだよね。ありがとう。

手紙を読んだら、高校生のままのなおちゃんだったよ。

病気でしんどくて痛くて辛いはずなのに、高校の頃のあの明るいなおちゃんのままだった。

私は何もしてあげられなかった。

高校の頃、あんなになおちゃんから元気をもらったのに、私はなおちゃんに何もしてあげられなかった。

なおちゃんのお母さんから「なおちゃんが亡くなった」と聞いた時は、自分でも驚いたくらい取り乱しちゃった。

あんなに元気だったのに、回復していたのに、大学が離れて疎遠になっていた数年間を埋めるために、これからなおちゃんに何がしてあげられるだろうと考えていたのに。

「嘘だ!信じられない!回復しているって言ったじゃないですか!」ってなおちゃんのお母さんを責めちゃった。おばちゃん、あの時はごめんね。

私にとっては心と体の一番の成長期だった高校時代、その時期になおちゃんから受けた光は、私の身となり骨となった。

なおちゃんは、私の中でずっと生き続けている。

でもね、風がね、生暖かい風がね、今も私の心を通り抜けるの。

あの時から心にぽっかりと大きな穴が空いちゃって、時が経っても埋まらないの。

時々なおちゃんの夢を見る。

夢の中のなおちゃんも高校の頃のなおちゃんのままで、眩しいよ。

夢から目覚めたら、ぎゅうっと、心の穴が締め付けられる。

また、なおちゃんに会いたいな。

二人で馬鹿笑いしたいな。

もっと、いろんな話をしたいな。

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